タケノコホンポ

とある萌え豚の感想日記。

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映画一言感想『アメリ』(2001)

今でいう「サブカル女子」の走りみたいな映画。学校に通えず家庭で一人きりの子供時代を過ごしたアメリは、人との付き合い方がわからず、空想の世界に浸ってばかりいた。彼女が人と関わろうとする時、真正面からぶつかることができず、まるで小説の登場人物のように、イタズラや謎かけのような方法ばかり取るのだが…。
ともすると暗くなりがちなテーマの内容を、可愛らしく、時にはエロく、時にはちょっと不気味に描く手腕は見事なもの。立派な日常ファンタジーですよ、これ! アメリの目には世界のすべてがテーマパークのように見えているんだろうなぁ、と思わず微笑ましくなります。一方で、八百屋の主人に対する嫌がらせのように、ちょっとヤリスギ…と感じるようなブラックユーモアも満載ですが、そういうところもこの作品の魅力なんでしょう。
で、そんな彼女のイタズラの大半は「人を幸せにしよう」とよかれと思ってやるわけですが、人付き合いの経験の希薄なアメリは、イタズラの結果としてどのような心境の変化を人にもたらすかが予想できず、結果としていくつかの不幸な結果をもたらしてしまう…。すべてがうまくいくわけでないほろ苦さがいい塩梅ですね。「いまを生きる」の時も似たことを思った気がしますが、主人公の行動の結果すべてが好転するという嘘くさい展開より、こういう歪を隠さず描く作品の方が、失敗多き人生を歩んできた視聴者にとってはグッとくるのでしょう。
恋愛オチでなんとなく結果オーライというのは安直な気がしますが、変人アメリなりの最高の人間関係の形を得られたということで、まあいいかな~なんていう風にも思えてきてしまいます(笑)。

| 映画レビュー | 15:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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映画一言感想『ドリームガールズ』(2006)

舞台ミュージカルの映画化作。ビヨンセとジェニファー・ハドソンの歌声が圧倒的迫力を持つ作品ですが、映像の取り方が悪いのか、舞台→映画の演出変更がうまくいかなかったせいか、映像で見るには少々退屈な作品になってしまっていて残念。
しかしR&B好きにはなんともたまらんシーンやセリフはたくさんあります。例えば「キャデラック、キャデラック…」の歌が次のシーンではさっそく白人にパクられているところとか…(笑)。「レゲエ、R&B、ジャズ、みんな白人が奪っていった…」。黒人音楽の底意地みたいなものを見せてくれる映画をまた期待したいですね。今月さっそく、ジェイミーフォックスも出てるアニーが公開になることだし。楽しみ。

| 映画レビュー | 15:10 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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映画一言感想『サタデーナイトフィーバー』(1977)

古き良きアメリカのダンスミュージック映画ですね…。なかなか見る機会がなかったので、お正月に見ました。
ジョン・トラボルタのちょっとトボけた演技が何ともいい。
夜は街の王としてブイブイ言わせてるダテ男、でも昼間は必死で店主に賃上げ交渉をするさえない塗料屋…という若者の(おそらく)リアルな日常。楽しく踊り回り、セックスをし、それでも充たされない日常の空虚さみたいなものが、最後のトラボルタの行動や友人の悲痛な叫びに詰まっている気がします。そして本当に大切なものに気付く…と、捨てられた女にしてみればたまったもんじゃない話運びですが(笑)、まあモテる男ってのはこんなもんなんでしょうね。
しかし、作品全体に流れるどこか寂しげな、泣きたいような雰囲気はタイトルから想像できなかったので少々驚きました。名作の名作たるゆえんかもしれませんね。

| 映画レビュー | 14:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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2014年 見た映画ベスト3

今年も終わりということで、「今年観た」「2014年の劇場公開映画」をまとめてみました。(DVD出てから見たものも含みます)

大脱出
エンダーのゲーム
劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-
モーレツ宇宙海賊 ABYSS OF HYPERSPACE -亜空の深淵-
ラッシュ/プライドと友情
アナと雪の女王
LIFE!
たまこラブストーリー
攻殻機動隊 ARISE border:3 Ghost Tears
オール・ユー・ニード・イズ・キル
マレフィセント
思い出のマーニー
GODZILLA ゴジラ
るろうに剣心 京都大火編
るろうに剣心 伝説の最期編
ヘラクレス
攻殻機動隊ARISE border:4 Ghost Stands Alone
美女と野獣
楽園追放
エクスペンダブルズ3
インターステラー
紙の月
寄生獣
フューリー
ゆるゆり なちゅやちゅみ!
ゴーン・ガール
ベイマックス

合わせて27本でしょうか。結構見たなぁ。
にわか映画好きな私が言ってもあまり説得力無いですが、かなり豊作な年だったと思います。特に11月のインターステラー、紙の月、フューリー、寄生獣のラッシュは圧巻でした。観に行くだけでもへとへとになりました(笑)。

アニメ映画はやや薄かった印象ですが、フルCGの「楽園追放」が存在感ありましたね。「たまこ」「ゆるゆり」も大画面で見られたのはファンとしてはかなり嬉しい体験でした。

人間ドラマとして見ごたえのある作品もかなり多かったです。「紙の月」「ラッシュ/プライドと友情」の完成度はもちろん、ややユルい印象を受ける「LIFE!」も個人的には大好きな作品ですね。

SFではなんといっても「インターステラー」の迫力が圧倒的。一方で「エンダーのゲーム」「オール・ユー・ニード・イズ・キル」など、全体で見るとイマイチかもしれませんが、部分としては他では見られないようなスゴイ映像も見られて嬉しかったです。

アクションは「大脱出」「エクスペンダブルズ3」を見たせいでスタローンの印象がやたら強いです(笑)。「ヘラクレス」はゲラゲラ笑いながら見るおバカアクション映画としては最高だった! 邦画では「るろうに剣心」の殺陣が見ごたえありましたね。

ファンタジーとしては「アナと雪の女王」「美女と野獣」の映像が美しかったのですが、「ホビット」シリーズがまだ見られていないのが非常に残念ではありました。

ジャンル的にあまり見れてないのは恋愛かなー。来年はミュージカルの「アニー」やクリントイーストウッドの最新作、ジュラシックワールドにスターウォーズと見るものが多くて今から楽しみですね。


そんな中でも、私的ベスト3を選んでみようと思います。

第3位 インターステラー

これは「インセプション」好きな私のひいき目もあったかと思いますが(笑)、終始好みのシーンがあちこちに散りばめられていて大好きな作品になりました。「火の鳥」でも「宇宙編」「望郷編」が大好きなんですが。やはり単純に、未知の星に次々に漂着していくというのはロマンがありますよね。

第2位 紙の月

正直なところ、こんなにハマるとは思ってませんでした(笑)。
小説も思わず買って読みました。スジとしては他の映画より地味なんですけど、なんだろうなぁ、宮沢りえの、心の隙間を埋めるように横領にのめり込んでいく姿にグッときてしまったんですよね。吉田監督の前作「桐島、部活やめるってよ」も見たんですが、演出が抜群にうまいんです。映像だけで、本当に登場人物たちの心の悲鳴が聞こえてくるような、そんな画を撮る監督なのです。来年以降も注意して見たいです。

第1位 たまこラブストーリー

これはもう不動の1位です(笑)。
1度感想を書こうと思ったんですが、感想を書くことがあまり意味ないんですよね、この作品。
むしろ書けば書くほど文章が陳腐になるというか。実際に見る以外にこの映画の魅力を伝える方法はないというか。まあ他の映画でも私の文章力では何も伝わらないですけど(笑)。
とにかく、少年少女たちがひとつ階段をのぼる瞬間を、まだ見えない明日の窓を開ける瞬間を、丁寧に丁寧に描き切った。そういう素敵な作品です。

ちなみに以下、4位ベイマックス 5位楽園追放 6位LIFE! 7位アナと雪の女王 8位マレフィセント 9位攻殻機動隊ARISE border:4 Ghost Stands Alone 10位寄生獣 となっています。
さらにちなみに、ワースト1はゴーン・ガールです(笑)。愛あるワースト1ですけどね。

それでは、また来年もぐだぐだと映画の感想を上げていくかと思いますが、ひとつよろしくお願いいたします。よいお年を。

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映画一言感想『天国と地獄』(1963)

今年最後の鑑賞は黒澤明の「天国と地獄」にしました。
その後の刑事ものブームの走りであり、影響された模倣犯も次々現れたという誘拐犯罪もの。それだけ世の中への影響も大きかったということでしょう。1時間20分という長尺を感じさせないスリリングな展開で、最初から最後まで引き付けられて見ました。特にラストシーンの迫力は圧巻ですね。一生忘れられそうにありません。

権藤の暮らす屋敷と、それを下から見上げる貧者の、天国と地獄の混在する街の景色。この間見た「どん底」でもそうでしたが、貧困者に手を差し伸べるような優しさというか、ぬるさのような視点を黒澤明は持っていない。徹底的に救いが無かったりします。ただ、そこに必死で生きる者を、ひたすら真っ直ぐに見つめる視点がある。おとぎ話ではなく、ある種の現実を描いている。だからこんなに迫力のある映画が撮れるのかもしれません。

| 映画レビュー | 18:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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